
カジノを始めとするギャンブルは完全に運だと思っていませんか?
実は、攻略法や必勝法と呼ばれるノウハウがあるのです。
そのうちのひとつ、モナコで生まれたとされるモンテカルロ法。
数列を使って、次のベットの金額を決めていきます。紙とペンを用意して見てくださいね。
どういう賭け方?
基本の考え方をご紹介します。3倍配当が得られるゲームに有効です。
①まず紙に【1、2、3】と書きましょう。
2・4・6や10・20・30でも問題ありません。1倍2倍3倍の等比数列であれば良いのですが、この数字がそのまま賭け金となります。
②両端を足す。
【1、2、3、4】
次は【4】になり、ここで初回ベット額が決まりました。数列の両端を足した数です。
もし元の数列が【2、4、6】であれば2+6=8ドルベットになります。
③負けたら【1、2、3、4、5】
2回目のベット金は、1+4=5ドルになります。
さらに負けたら【1、2、3、4、5、6】
3回目は6ドルベットです。
という風に、負ければ両端の数字を足して更に数列を続けます。
では3回目、6ドルベットして勝ったとしましょう。
④【1、2、3、4、5、6、7】
4回目は3+4=7ドルベット
勝った場合、両端の2つを消します。
残った両端になる、3と4を足した7ドルが次のベット金になります。
もし2倍配当のゲームであれば、2つ消すのではなく、両端のひとつずつ(1と6)を消しましょう。
⑤更に勝った場合、【1、2、3、4、5、6、7】
両端の2つを消すところですが、数字が足りませんね。
数字がなくなったのでこれにて終了です。
この例であれば、3回目の勝利の時点で9ドルの黒字、最終的には30ドルの黒字という結果になりました。
どんな人に向いてる?
・長期的な視点で考えられる人
もしも勝てなければ数列は長くなりますが、たとえ負け続けてもいくつか連勝すると勝ちが見えてきます。ゲームの回数を重ねてこそ、モンテカルロ法は光ります。ここを理解してコツコツかけられる人が良いでしょう。
・集中力がある人
4回目5回目くらいまではいいのですが、ゲームが長期戦になればなるほど数字が大きくなり、数列も複雑になっていきます。計算を間違えればモンテカルロ法が破綻しかねません。
どんなゲーム状況でも落ち着いて考えられる人のほうがいいでしょう。
どんなゲームに向いている?
・配当金が2倍、または3倍のゲーム
バカラやルーレット、ブラックジャックがおすすめです。
ルーレットの場合は、赤か黒、または奇数か偶数を賭けるのは2倍配当50%の勝率。
横または縦の数字に賭けるコラムン/ダズンは3倍配当で勝率は33%です。
モンテカルロ法の注意点は?
・出口戦略を決めておこう
「数列は10まで」といった引き際も大切です。
モンテカルロ法は、急激にベット額が膨らんでいくものではないですが、負けが多くなると数列も長くなっていきますよね。
連敗が止まらないとそこからの逆転は難しくなってきます。
また、1回目のベット額から最大どれほどの資金が必要になるのかも確認し始めたほうが落ち着いてプレイできるでしょう。
・長期戦になることも
1回の勝利でそれまでの連敗をひっくり返せる方法ではありません。
数列が長くなっても、数列上消せる数字がない状況までプレイできないと、理論上の勝ちは見込めないからです。じりじり負けてじりじり勝って、収支をプラスに持っていく。そんな方法です。
カジノにも攻略法があるなら、それに頼ってみようかなと思ってしまいますよね。
紙とペンで計算しながら、利益に近づいていくさまは、ギャンブルしているなという特別な感覚になるでしょう。
一方で時間はかかりますし、計算を誤れば崩れてしまう点には注意しましょう。